転生

 

前のブログは親に見せたので使えなくなった。

探されたわけではない。自ら見せてみた。もう終わりだと泣き叫んで出てきた時点でもう私の中で終わったのかと思っていたがまだ終わりには段階があったらしい。

"分かってくれない"ことを理解するために、それを身に染みて感じたいからこそ見せたのだと、これは自傷だと自分に言い聞かせていたが、やはりそこには期待の色が少し滲んでいたのだ。


読ませた結果は「娘は統合失調症になったのかもしれない」という反応だった。

家出してからというもの親に対する殺意は身を潜めていたのだが破裂したように大きくなった。

やっぱり期待していたのだ。どこかで。あれを読みさえすれば、何が悲しいのかわかるだろうと。何をしてきたのか、何を行なったのか、分かってくれるだろうと。

気持ちよく裏切ってくれた。親は親だった。

まず刃物を持って小1から中3まで見てくれていたカウンセラーの元へ行った。

なんとなく、もしこの人さえ分かってないならこの人も道連れだと思った。この窒息するような環境を作り上げたのはこの人かもしれないと思った。

結局のところ真相は分からなかった。信じるには都合が良すぎるので。

でも悪魔の証明じみたこともする気はないので、もういいと思った。

少なくとも、作った声ではなく、心の底から「殺してまで親に人生を捧げたらもったいない」と言ってくれたから、もうその言葉を愚直に飲み込むしかなかった。


暇つぶしに腕を切っていたので少し痛い。帰りにろくに食べてないことに気づいたので昔好きだったパン屋に寄ろうとしたが閉店していた。

本当にたくさんのことが起きている。

今までが嘘のように全てが済んでいく。



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