呪い
用が済んだので今日が大阪最後の日だ。家はまだ準備できていないけど北海道のホテルに泊まることになる。
これが終わりじゃないことは分かってる。むしろ始まるから覚悟しなければいけない。
支配についてすごく考えていた。
ここから書くのはこれは私の未成年の頃の話なので、書く必要があるのかわからないけど、私を見てくれている未成年の子に同じ目にあってほしくないと心から思うので書いてみる。
親と不仲の時があった。今よりはマシだったけれど、病院に連れて行ってもらえなかったことや、罵られたことで完全に心を閉ざしていた。
親は発狂寸前という感じで家に居場所がなく、ネットの匿名サイトで寂しさを紛らわしていた。(2ちゃんねるではない、もう少し治安の良い掲示板サイト)
そこは、ここからまず大問題なのだが、私のような問題を抱えた未成年と、未成年好きのおじさんの集まりだった。出会いは禁じられていたけどほぼ無法地帯で、散々TwitterやらLINEやらの交換が行われていた。
なぜ問題のある未成年が狙われるか。生理的嫌悪や世間体を無視してでも寂しさを紛らわせようとしてしまうから。かつ、虐待を受けている子は親の代わりになりそうな人を心理的に求めてしまう。それに"下心を持ったおじさん"はピッタリだったりする。
私もそのひとりだった。 あまり詳しく書きたくはないので軽く書くけれど、とても奇妙だったのが、性的な要求はしてこなかった。数回匂わせるような発言があったし顔写真をしょっちゅう要求してはいたけれど。
それより問題だったのが支配。
今ならどれだけおかしいことなのかわかるのだけど、何か起きるたびに言わないといけなくて、後から言うと「なぜ言わなかった」と怒るのだった。
何か起きたらすぐに言えと教え込まれていた。
今何してるか、どこに行くのか、いつ寝るのか、2時間でも返事があくと怒られた。
異様そのもので、こんな人に誰が引っかかるのだと思うだろうけど、私のように親の支配に慣れているとこの程度の支配でむしろ安心してしまうので、面倒くさいなあと思う程度だった。
面倒くさいなあと思いつつやってしまうのが異質なところだった。
読んでくれてる子がいるかわからないけど、未成年の特に女の子は、そして心に問題を抱えているのなら尚更、ネットと下心に気をつけて………一時的な寂しさの緩和の代償にしては大きすぎるものを支払うことになりかねないので…
私の中で支配と安心がイコールで結ばれているのだと今日確信した。だからどこにいっても何をしても自ら支配されてしまうのだと。
1人で立てないと思い込んでずっと座っていたんだと思った。そして車椅子を押す人がいつもいたから立つ理由がなかったんだと。
いつ呪いが解けるのか気が遠くなる。でも呪いに気づきさえしないで蝕まれて無気力になりつつあったその頃よりずっと良い。
空を見上げてとてつもなく心地いい時がたまにある。
今日親に別れを告げて見た空がそれだった。
この直観が当たっていることを祈る。そのことを綴っておく。
本当に努力されている。
返信削除どうか、できるだけ穏やかな毎日になるようにと祈ります。
ぜったいに生きていきましょう。大丈夫になるまで生き、楽しいことを多くして毎日を送ってみたいものです。
ありがとうございます…ただ翻弄されてきただけにも思えますが運命だと思って受け入れています。穏やかな日が訪れるのを心待ちにしています。
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